活動報告


2022年4月-2023年3月


天台仏教青年中央研修会 

祖師先徳大法会 天台仏教青年連盟特別記念報恩法要

 

日時:令和4年12月5日-6日

場所:比叡山延暦寺

令和4年12月5日、比叡山延暦寺に於いて、各教区からの69名の仏教青年会員が集い、『天台仏教青年中央研修会』が開催されました。普段なら年に一度行われる研修ですが、コロナ禍により3年ぶりの開催となります。

始めの移動研修では東塔の椿堂、並びに浄土院を参拝しました。椿堂は聖徳太子様が登叡した折に、その地に刺した椿の枝がやがて芽を出し、大きく育ったのを縁起とするお堂です。本年は聖徳太子様の一千四百年御遠忌に当たる為、御本尊の千住観世音菩薩坐像が特別公開されておりました。浄土院では、滅多に入堂出来ない拝殿の中へと侍真様自らご案内頂き、昨年仏教青年連盟が修繕・奉納した伝教大師様への仏膳と堂内の灯篭を拝見致しました。

参拝の後は『宗祖伝教大師のお教えを現代社会にどう生かすか』という演題で、天台宗参務社会部長の柴田真成師からご講義頂きました。講義の中で、今もなお部落差別・ハンセン病差別・子供への虐待などの人権侵害があることをご提示頂きました。私たち僧侶は伝教大師最澄様が遺された御教え、すなわち『ご遺戒』での後進者への思いやりの心、そして『山家学生式』での仏になりうる全ての人々を尊ぶ感謝の心。これらの精神であらゆる人権侵害に立ち向かう、最長様がお示し下さった道標を柴田師からご教授頂きました。

よく6日には東塔大講堂に於いて、『祖師先徳大法会 伝教大師一千二百年大遠忌 天台仏教青年連盟特別記念報恩法要』が厳修されました。平成24年から始まり、来年で結願となる祖師先徳大法会の一環として、全教区仏青代表者が集う報恩法要は、コロナ禍に苛まれた2年の延期を経ての悲願でした。前夜はリハーサルを行い、当日遂行された法要は、ご来賓の延暦寺執行、水尾寂芳師が述べられた「コロナ禍により断絶されつつあった伝法の大切さ」を実感させて頂きました。

また、「50年後、次の伝教大師一千二百五十年大遠忌は今ここに集った青年僧が繋いでゆく」という、天台宗宗務総長、阿部昌宏師のお言葉に奮起し、二日間に渡る諸行事は滞りなく幕を閉じました。


小型重機資格取得講習会

 

日時:令和4年11月16日

場所:長野県小布施町 日本笑顔プロジェクト本部

令和4年11月16日、天台仏教青年連盟主催の小型重機資格取得講習会が開催されました。

近年頻発する大規模災害に対して、銃器を使用したボランティア活動の需要が高まっています。そのために、日本笑顔プロジェクト様にご協力いただき、災害復興ボランティアで主に用いられる小型重機の知識と技術を得て資格を取得するという趣旨でこの講習会を企画しました。

長野県小布施町の日本笑顔プロジェクト本部でもあるnuovo小布施において、仏青会員7名と天台宗防災士協議会から3名が参加しました。

少し寒い日でしたが、実際に重機に乗り、採掘・整地・移動という動きを練習しました。練習の合間にはバギーやホイールローダーの試乗もして、災害時に活躍する様々な乗り物を体験しました。

一日の講習会を終えて参加者は全員資格を取得し、最後にライセンスを受け取りました。まだ資格を取っただけでは災害の現場ですぐに活躍するというわけではありませんが、その第一歩に立ったということで、今後も練習を積み、いざという時に活躍できる体制を構築していきたいと考えています。ご参加の皆様お疲れ様でした。日本笑顔プロジェクト様の皆様もありがとうございました。

この講習会は再度開催しようと考えていますので、その際はまたよろしくお願いします。


令和4年度第2回定例代議員会

 

日時:令和4年10月25日

場所:京都タワーホテル

10月25日、ガーデンシティ京都タワーホテルにて令和4年度第2回定例代議員会と各常任委員会が開催されました。3年半ぶりの対面開催となった4月の第1回定例代議員会に続き、直接向かい合っての会議を行う事ができました。

各教区から代議員22名、連盟役員11名が参集し、ご来賓として柴田真成社会部長、松岡順海課長、青少年実行委員会の浅野慈航委員長、祖師先徳鑽仰大法会の4名の特別委員の方々にご列席を賜り、総勢38名での会合となりました。

角本代表の挨拶では、この2年はコロナ禍の中で連盟活動にあたって難しいこともありましたが、残り半年の活動をみんなで力を合わせて最後まで邁進していきたいという強い決意を冒頭にいただき、会議がスタートしました。

事務的になりがちな令和3年のオンライン会議から今年になって対面での会議に戻ったことで、昨年改選された代議員の緊張も徐々に和らぎ、議題に関することから議題外のことまでこれまでの会議以上に今後の連盟についての活発な意見を交わす事ができました。

本年は祖師先徳鑽迎大法会が最終年となります。柴田社会部長のご挨拶にあったように、コロナ禍で人との距離感が変化する中で連盟として変わらなければいけないものや、伝教大師の御教えなどのように変える事なく継承していくべきものを改めて考える良い機会となっています。この会合が天台宗の将来を担う若者たちの絆を創る良き場となり、連盟の新たな未来に発展していくことを祈っております。


東北三仏青総会

 

日時:令和4年10月18日

場所:宮城県・フォレスト仙台

令和4年10月18日、宮城県仙台市にあるフォレスト仙台を会場に「令和4年度東北三仏青総会」が開催されました。新型コロナウイルスの影響により近年はオンラインでの総会が続く中、今年は感染症の対策を講じながら令和元年7月に福島で行われた総会以来3年ぶりの対面による会議となり、東北各地から21名の仏青会員・役員・来賓の方々が参集しました。

3年ぶりの対面による総会となるまでの間に、社会ではいろいろな問題や災害、事件などが起こりました。このようなことを踏まえ、陸奥教区・山形教区・福島教区の各会長の挨拶や来賓の方々の祝辞では、久しぶりの対面開催へのよろこびとともにこれまで東北三仏青が気づきあげてきたつながりや絆というものがより一層大切になるとの言葉を多く頂きました。

また、今回の総会に合わせて、来年7月に開催を予定している「東北三仏青50周年記念行事」に関する実行委員会の会議も行いました。これまで東北三仏青が歩んできた歴史やつながりを祝した記念法要や祝賀会などの事業に関する企画・打ち合わせをさせて頂きました。

さまざまな事柄が起きている現代において、東北の三仏青教区がこれまで以上に交流を通してしっかりと結びつくことの重要性を再確認することのできた有意義な総会となりました。


天台仏教青年連盟全国大会東海結集

 

日時:令和4年10月7日

場所:愛知県・日泰寺

令和4年10月7日、愛知県名古屋市にある覚王山日泰寺にて、天台仏教青年連盟全国大会東海結集が開催されました。「伝燈イノベーション〜新時代への鍵」をテーマに掲げ、全国から90名を超える仏青会員が参集しました。

会場の覚王山日泰寺は、タイ国から贈られたお釈迦様のご真骨が護持されている日本唯一の寺院です。雨天の為、奉安塔御宝前での法要は叶いませんでしたが、まずは本堂にて釈尊報恩法要を厳修し、お釈迦様の御前にて、現代を生きる青年層として燈灯を伝えていく誓願を立てました。

午後には、日泰寺代表役員をお勤めの村上圓竜師より、日泰寺の創建から現代に至るまでの歴史について講話をいただきました。その後、奈良国立博物館名誉館員の西山厚先生をお迎えし、「仏教はやさしい」という演題で記念講演をしていただきました。

真の仏舎利を前にしますと、遥か昔に起こったお釈迦様の教えが確かに現代へと繋がっていることを意識させられます。燈灯を伝えるとは教えを伝えることです。古いものをそのまま伝承するだけでなく、革新を続けながら正しく後世に伝えてゆかなくてはなりません。現代を生きる僧侶にとってのまさに「新時代への鍵」を再確認できた有意義な結集となりました。

来年度の天台仏教青年連盟全国大会は、信越教区にて信越結集が開催される予定です。


天台仏教青年連盟特別事業 浄土院清掃奉仕作業

 

日時:令和4年5月18日

場所:比叡山延暦寺浄土院

令和4年5月18日、比叡山浄土院周辺にて、清掃奉仕作業を行いました。これは祖師先徳鑽仰大法会の特別事業の一つとして企画されたもので、天台仏青連盟の委員と本山仏青会員がこの清掃作業に参加しました。

晴天にも恵まれたこの日、まずは御廟前で法楽の後、侍真である渡辺光臣師にご挨拶をして、清掃作業を始めました。5月の比叡山は新緑が伸び、杉の枯れ葉が落ちる時期です。浄土院の境内や参道は日頃から徹底した掃除が行われているので、主に参道両脇の谷斜面の清掃を行いました。

伝教大師のご命日である6月4日には、浄土院にて長講会の法要が行われます。長講会を迎える前に、伝教大師へのご奉仕として参道整備の一助を担う事ができ、貴重な経験となりました。


仏法興隆花まつり千僧法要-慈悲の行動 世界の平和の祈り-

 

日時:令和4年4月26日

場所:東大寺 奈良

4月26日に新型コロナウイルス感染対策のため、出仕者を限定して、千僧法要が奈良東大寺において厳修されました。

本法要は昭和63年より開催されるようになり本年で34年目を迎え、各宗派の垣根を越えて青年僧が一同に集い、新型コロナウイルスの終息と世界の安寧のために祈りを捧げました。

 

主催:全日本仏教青年会

共催:東大寺、南都二六会

協力:天台仏教青年連盟、金峯山青年僧の会、和宗仏教青年連盟、全真言宗青年連盟、全国浄土宗青年会、融通念佛宗青年会、臨済宗青年僧の会、全国曹洞宗青年会、全国日蓮宗青年会、埼玉県仏教青年会、神奈川県仏教青年会、大阪府佛教青年会、(一社)神戸青年仏教徒会、奈良県曹洞宗青年会


令和4年度第1回定例代議員会

 

日時:令和4年4月25日

場所:天台宗務庁

4月25日、天台宗務庁にて令和4年度第1回定例代議員会が開催されました。膝を突き合わせての開催は1年半ぶり、昨年改選された現代議員たちの初面会となります。各教区から代議員20名、連盟役員11名が参集し、ご来賓として阿部昌宏宗務総長、柴田真成社会部長、全日本仏教青年会の西郊良貴理事長、防災士協議会の井藤圭順会長にご列席を賜り、総勢35名での会合となりました。

事務的になりがちなオンライン会合とは打って変わり、松村顧問が述べた『会える喜び』を体現するが如く活発な協議が行われました。連綿とする会員減少問題やコロナ禍の影響も濃くありますが、各教区で少しずつ、オンラインから抜け出した対面式での動きが増えているように感じました。3時間にも及ぶ協議の末に議案が全て可決され、閉会と相なりました。

本年は祖師先徳鑽仰大法会が最終年となります。阿部宗務総長のご挨拶にあったように、伝教大師の御心である『若者の育成』を改めて考える良い時期です。この会合が天台宗を担う若者たちのより良き場と繋がるよう、祈っております。